ひろのLIFE

40代家族4人でのキャンプ、旅行をメインとして、車メンテナンス/神戸市周辺の情報 / 資産運用を書いています。

はじめて六甲全縦走に挑戦するまえに読んでほしい。 初心者の準備と心構え!

2019年に神戸市主催の六甲全山縦走大会、散々なタイムレコードとなりましたが踏破してきました。

全縦走は無理!という人も大丈夫です。

半縦走からチャレンジしてみてはいかがですか?初めての登山ならこれでも辛く感じるはずです。

今回は、六甲全山縦走大会を完走するための準備や心構えをお伝えします。

1.六甲全山縦走大会とは?

神戸市の主催で11月に開催される登山イベントです。

2019年度は11月10日(日)と11月23日(土・祝日)の開催となります。

西は須磨浦公園駅から東の宝塚駅まで、フルマラソンより長いおよそ50kmもの道を早朝から夜まで歩き通すクレイジーなイベントです。

 

また、今年度から11月23日に半縦走というプランも追加されました。

こちらは須磨浦公園駅から新神戸駅がゴールとなります。

コースは須磨浦公園〜菊水山〜新神戸となっていまして、およそ27kmはあると思われます。

スタート9:00にスタートするとゴールの制限時刻は16:00です。

制限時間は7時間となるので、制限時刻に不安がある方は時間に余裕を持った時刻でスタートしましょう。

 

1度だけ練習で半縦走しましたが9時00分スタートで18時00分新神戸駅ゴールでした。こんなに遅くなるとは思わなかったのでヘッドライトも持っていなかった上にコースもわからなかったので、見知らぬ人と共に行動して助けてもらいました。

 

「マジで遭難するかとおもいましたよ!」

 

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半縦走で練習、所要時間は8時間23分
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朝に出発して夜にゴール

2.六甲全山縦走は初心者でも完走できる?

登山初心者でも日々体力作りのためトレーニングをされている方なら完走は十分可能と考えます。「かるく低山をハイキングしてます」ってぐらいの方が六甲全山縦走を挑戦するのであれば、相当覚悟を決めて挑む必要があります。

それだけ、六甲全山縦走は体力的、精神的にもダメージが大きいのです。

私には無理かなと思われる方もおられるかもしれません。

ちなみに一緒に参加した友人も登山は初めてで、普段のハイキングすらしていません、さらに全縦走に向けて行った練習も、上記の須磨から新神戸駅までの1回のみです。

ただし膝はボロボロでした。

 

完走のコツは、淡々と歩き続けることです。

最初から早いペースで歩いたりすると、体力が持ちませんよ。

とにかく制限時刻に間に合うように淡々と歩きましょう。

また、休憩は大事ですが、休憩時間を長く取りすぎると制限時刻に間に合わなくなります。

休憩は短時間で済ませ、エネルギー補給などは歩きながらこまめに摂りましょう。

  

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3.装備について

およそ50km山道を標準でもおよそ12時間かけて歩くのです。

やはり完走するにはしっかりとした登山装備で挑むことが大事です。 

3-1.登山靴

スニーカーで参加される人もいますが、足首までサポートのある登山靴をおすすめします。

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モンベル ASOLO

慣れていないとローカットシューズは歩きやすい反面、足首をひねったりとトラブルが起こりやすいのです。登山初心者にはおすすめできません。

スニーカーなどは靴底が滑りやすいです。六甲縦走は階段、アスファルト、締め固められた地面と歩きやすいと思われがちですが、六甲山は花こう岩の山でグリップが効かない下りは危険です。

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足袋のように滑りにくい登山靴です

 私は足首まである登山靴で参加しました。後半はアスファルトで歩きにくい箇所もありますが、山道の下りもあります。そこは花こう岩で、疲れた体に怪我しやすい道でもあります。ぜひ靴は慎重に選んで下さい。

 

3-2.雨具(レインウェア)

レインウェアは必ず持参しましょう。

雨以外にも風除けや防寒の役目もあります。

開催される11月は気候的にも寒暖があり、もし寒波が流れ込むと六甲山でも相当寒くなります。

ただし、寒いとはいえ歩いていると、かなり汗をかいて蒸れてきます。快適に歩けるように出来る限りお金をかけたいです。 

 

3-3.行動着

綿素材の衣類はおすすめできません

綿素材(コットン)は汗などで濡れてしまうと乾きが遅く、汗冷えの原因になります。

吸水速乾性に優れたシャツにストレッチ性のあるパンツがおすすめです。

素材は化学繊維がおすすめです。 

 

安いものでしたら「ワークマン」などの職人用はいかがでしょう。800円くらいで販売しています。

また、気温の低下に備えて、フリースなどの防寒着も持参しましょう。

化繊シャツ+フリース+雨具で乗り切りましょう🎵

ただし、11月の神戸市主催より長3月の兵庫労山の方が寒いです。寒さで筋肉硬直してリタイアしないようにしましょう。

3-4.トレッキングポール

登山を始めた頃はトレッキングポール (登山用ストック)を使っていませんでした。正直、「そんなものに頼らなくても行けるやろう」なんて甘い考えもありました。

ある2時間ほどの登山練習で、下りで膝の痛みを感じて、もし本番に痛みがでたら完走することができないと考え、歩行をサポートするその効果を期待して購入を決めました。

 

トレッキングポールは1本で使うものと、2本で使うものとがあります。

1本のものはグリップ部分がT字になっており、荷物が軽い場合に向いていて、主にハイキング目的などの急こう配がない場所での歩行をサポートします。

 

登山でおススメなのは、2本のトレッキングポールを使うことです。

急峻な場所でも歩行に安定性をもたらし、重い荷物を背負っての歩行をサポートします。限界に達してくると立ち上がる時にも必要になってきます。

 

トレッキングポールでも1本で売られていることもあります。

まずは1本で歩いてみて、効果を実感できたらもう1本買い足す、という方法もありだと思います。

 

実際使った感想

  • トレッキングポールを使うと、下山時に脚がガクガクすることもありませんでした。
  • 歩行時に脚の力だけでなく、腕の力も使うことで歩行が楽なになる。
  • 脚の筋肉が疲れにくくなった

脚の筋肉疲労が抑えられ、特に下山時に脚がふるえることが減り、長時間の登山・重い荷物でも筋肉痛が抑えられる

  • 関節を傷めなくなかった

登山後に膝が痛くなることがあったが、トレッキングポールを使うことで膝の関節への衝撃が減り、その症状が軽減される

  • 安定した歩けるようになった

石や岩が多い足場が不安定な場所、花こう岩のスリップしやすい場所でもバランスを保ち、安定して歩ける

3-5.行動食

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今回持参した食料、サプリメントです。

50kmもの道のりを歩くと消費するカロリーも相当なものになります。

適時、エネルギー源を補給しないとハンガーノックになります。

ハンガーノックとは、車でいうガス欠状態で、体が動かなくなったり、頭痛や睡魔といった症状が現れます。

また、注意力が散漫になり、登山ルートを間違える恐れもあります。

このようなハンガーノックを防ぐために、高カロリーなジェルやチョコレート、ナッツやドライフルーツなど、行動食は多めに持参しましょう。

 

フラフラして力がはいらなかったのに、エネルギー補充で嘘のように回復することがあります。少しずつ補給しましょう。

特にアミノ酸はおすすめします。破壊された筋肉の回復を助けてくれます。プロテインなどのたんぱく質より分子が小さいので吸収が早いです。アミノバタル、バーム、メダリストだけ持って行きました。顆粒なので軽いから用意していても困ることはありません。

アミノバイタル プロ 30本入箱

 

メダリスト 500ml お徳用 30袋入

アミノバイタルは完走後すぐに飲んで、傷みまくった筋肉回復に期待しました。実際に翌日は筋肉痛にならなかったので効いたかも、気のせい?(笑)

アミノ酸の基礎知識|アミノ酸ナビ|研究開発|協和発酵バイオ株式会社www.kyowahakko-bio.co.jp

水分を補給を誤ると筋肉がつりやすくなります。

当日、大会関係者に聞いた話では、年配参加者に多かったらしいが、お茶ばかり飲んで足の痙攣やつったりしてリタイヤしたそうです。

 

3-6.非常時の備え

私の持って行ったものは「テーピング、ビニールテープ、ハサミ」です。

怪我、道具の故障で必要なこともあるだろうと持参しました。

 

なんと役に立ちましたよ!

ポールの先が緩くて取れてしまいました

予備で売っているくらいなので取れることは想定していましたが、買って1回目で取れるとは思いませんでした。さすが中華、梱包は完ぺきなのに収納袋はボロボロですよ、それが大事!

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テープで補修

長時間の登山で何か非常事態が起こっても「頼れるのは自分だけ」という気持ちで参加しましょう。

 

4.最後は根性?

たとえベテランの登山者であっても50kmもの道のりを歩くのは過酷なものです。

体が悲鳴をあげてもおかしくありません。

特に膝への負担は相当なものがあります。

宝塚のゴール付近になると、体も心もまともな状態ではないでしょう。

となると、最後の頼りになるのは自分自身の根性だけです^^

「何が何でも完走するんだ!!」

という気持ちで挑みましょう。

完走後の達成感は半端無いって!

 

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気持ちのタイム結果

5.まとめ

六甲全縦走大会は非常にタフなイベントです。

50kmもの山道を歩くのです。

フルマラソンより長いのです。

しんどいわけがない!

装備も体もしっかりと準備をして完走を目指して頑張りましょう!

 

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