なぜ学資保険を解約したのか
本日2022年満期の学資保険を3年残して解約しました。急にお金が必要になったわけではなく、十分に利益がでたからです。
利益が出たからと言って学資保険は簡単に契約解除するような商品ではありません。では、なぜ解約したのか?
それは世界経済が低迷し始めると判断したこの時期に利益がマックスだと思ったからです。おそらく米中関係が良く安定していたら満期までしていたでしょう。
契約内容
2006年ソニー生命の学資保険にはりました。
- 年齢:子供0歳
- 保険料:7704円
- 保険料払込16歳まで16年間
- 満期保険金160万円
どれだけ増えたのか
- 2006年10月~2019年9月 13年間
- 払い済み金額:1,200,000円
- 解約返戻金:1,749,000円
- 運用利益:549,000円
契約時おもっていた学資保険の運用利益を考えると十分すぎます。
運用利益は7.14%と出ていました。この数字は投資ファンドと比較してもすばらしい結果です。
では、これくらい利益がでるなら誰にでもおすすめするのか?
いえ、しません。投資とおなじで結果論として良かっただけで、あなたがどのように考えるだけです。それは後程説明するとして、なぜこれだけ利益が出たのか
利益がでた理由
これが投資先の暴落率グラフです、契約時が0です。
完全に『世界株式型』がけん引しています。その他もすべてプラスですので学資保険としては優秀です。なにより契約時から2008年のリーマンショックで低迷している3年弱にコツコツ仕込めているのが最高にいいです。
これはドルコスト平均法のおかげですね。毎月あがってもさがっても気にしないでコツコツ積み立てて、最後に上がれば儲かる。
投資配分
ソニー生命の学資保険は繰入比率を変更することができます。初めの5年10年は金額が少ないのでメリットはありませんので自動で任せておけば問題ありませんが、自己責任で調整してもいいと思います。
ちなみに私はアメリカ経済が好調になると判断して増やしています。日本株がこれからも低迷が続くと思ってますのでかなり減らしていますが、『0%』でもいいと思います。私は日本株を投資先にするなら債権だけで金額多くしたほうが安心ではないかと思うほどです。
では学資保険をしようか考えている方にメリット、デメリットを簡単に解説します。もっと詳しく知りたい方は他のブログで多くの人が説明しているので調べてもらって、外国株など投資している私の考えは以下になります。
1. 学資保険4つのメリット
学資保険は子供の将来の学費の積立ですが、以下の4つがメリットと言えるでしょう。
- 確実にお金を貯めていける
- 貯蓄性に優れている
- 万が一の場合保険料免除になる
- 学資保険は生命保険料控除の対象となる
それでは一つひとつ確認していきましょう。
1:確実にお金を貯めていける
学費は将来確実に必要なお金のため確実に貯めていくのが重要です。
銀行に預けておくと使ってしまう可能性があるため、しっかり積立をできる自信がない人に学資保険はお勧めです。
2:貯蓄性に優れている
超低金利の時代となり、銀行にお金を預けていてもほとんど利息が付きません。学資保険は商品にもよりますが、払込み保険料よりも受け取れる総額が大きくなります。
契約時に調べた各社の実績は3%ほど増える商品が多かった記憶がありますが、私は幸運にも45%増えていました。
学資保険は貯蓄商品になりますのでなるべく返戻率の高い(戻りが大きい)商品を選択したいですが、今はAIの時代です。どこもロボットが運用しているので結果はロボット次第でしょうか
3:万が一の場合保険料が免除になる
学資保険に生命保険機能があり、一般的なのが保険料免除です。
保険料免除が付いている場合は契約者(親)が死亡したらその先の保険料は払わなくても、将来支払われる予定の満期金は契約通り受け取れることです。
4:学資保険は生命保険料控除の対象となる
他と金融商品にないメリットに生命保険料控除があります。子供保険は生命保険会社が販売している生命保険の1つです。
そのため、支払った保険料は生命保険料控除の対象となります。
所得金額から最大4万円、住民税で2万8000円が控除されます。定期預金など他の金融商品にはない魅力です。
もちろん最大ですので控除額がそのまま受け取れるというわけではありません。
※ほかに生命保険に加入していた場合には、学資保険加入による控除の効果は低くなりますのでご注意ください。
2.学資保険2つのデメリット
- 資金が長期間拘束される
- :将来のインフレに弱い
1:資金が長期間拘束される
学資保険は10年以上の長い間貯めていくものなので、その間に何があるかわかりません。
長期にわたって資金が拘束されるため、換金性が低いという点です。
しかも途中解約をすると元本割れする可能性が高いので、基本的には最初に決めた期間やりきるという覚悟が必要です。
2:将来のインフレに弱い
学資保険を18年間で契約すると、18年間利回りが固定されてしまう形となります。
今後ずっと低金利であれば、学資保険の方が利率が高く思えますが、18年間の途中で市場の金利が上昇してくればたちまち不利になる可能性もあります。
低金利のタイミングでは、運用商品は短期の固定金利か変動金利のタイプを選ぶのが原則とされていますので、その点では今後大きなインフレになった場合には、デメリットとなります。
いかがだったでしょうか?
学資保険はメリットがある一方デメリットもあります。ここまで読んで学資保険に加入をしようと思う方は是非以下の記事を参考にしてください。
まとめ
学資保険は子供が生まれると必ず入らないといけないものではありません。
いまでは積み立てNISAもあり選択肢が増えています。自分で銀行積み立ての人もいますので、その時代の経済情勢にあわせて判断してみてはいかがでしょうか