ひろのLIFE

40代家族4人でのキャンプ、旅行をメインとして、車メンテナンス/神戸市周辺の情報 / 資産運用を書いています。

結局どれだけ得なの?所得税の「年収103万円の壁」が160万円

本当に複雑な税制改革ばかりでよく分からないです。税金は誰もが簡単に理解できないとダメだと思うのですが…

いろいろと隠したい事があるのでしょうかね。

本日も通勤電車内で情報整理します。表も作らないと分かりにくいかも。

103万円の壁の撤廃

1. 背景

2024年末、自民・公明両党は野党との協議を経て、所得税の「年収103万円の壁」を160万円に引き上げる方針を決定しました。この変更は、2025年分の所得税から適用される予定。

 

2. 所得税の計算方法

所得税は、収入から「控除」と呼ばれる一定額を差し引いた残りに税率をかけて算出されます。現在の「年収103万円の壁」は以下の控除の合計です:

  • 基礎控除:48万円
  • 給与所得控除:55万円
  • 合計:103万円

1995年から変わって無いです。2020年に基礎控除が10万円引き上げられましたが、給与所得控除が10万円下げられましたので、何も変わっていません。

 

それ以前は、5年毎に10万円ほど引き上げられていたので、であれば123万控除されても当然だと思います。

3. 改正案の詳細


3.1 基礎控除の引き上げ

年収200万円以下:48万円 + 10万円 + 37万円

年収200万円超〜475万円以下:10万円 + 30万円

年収475万円超〜665万円以下:10万円 + 10万円

年収665万円超〜850万円以下:10万円 + 5万円

年収850万円超:48万円 + 10万円

3.2 減税の影響

高所得層を除く多くの納税者が、年約2万円の減税を受ける見込みです。

年収200万円以下の基礎控除の上乗せは恒久措置、それ以外は2年間限定となります。

3.3 給与所得控除の引き上げ

現行の55万円から65万円に引き上げられます。

3.4 非課税枠の拡大

現行の103万円から160万円に引き上げられます。ただし、年収200万以下が対象です。報道されるのはコレばかりメインでするから腹立たしい。

4. 住民税の変更

基礎控除:現行の43万円を維持

給与所得控除:55万円から65万円に引き上げ

非課税ライン:100万円から110万円に引き上げ(2026年度分から適用)

5. 非課税枠の内訳

160万円の非課税枠は以下の内訳となっています:

基礎控除:58万円(48万円 + 10万円)

給与所得控除:65万円(55万円 + 10万円)

特別控除:37万円(年収200万円以下の対象者に適用)

合計:58万円 + 65万円 + 37万円 = 160万円

 

下記の様に、年収が低くなるほど段階的に基礎控除が上乗せされます。

475万円以下:30万円

665万円以下:10万円

850万円以下:5万円

6. 具体例:手元に残る金額の計算

では、基礎控除と給与所得控除が引き上げられることで、手元に残る金額がどのように変わるか、それが知りたいじゃないですか、以下の例で確認します。

6.1 前提条件

年収:300万円

現行の控除

基礎控除:48万円

給与所得控除:55万円

新しい控除

基礎控除:58万円

給与所得控除:65万円

6.2 課税所得の計算

現在の控除前の課税所得: 300万円 - 48万円 - 55万円 = 197万円

新しい控除後の課税所得: 300万円 - 58万円 - 65万円 = 177万円

6.3 差額と税額の変化

課税所得の差額: 197万円 - 177万円 = 20万円

税額の差(税率10%): 20万円 × 10% = 2万円

この例では、控除の引き上げにより、実質的に手元に2万円多く残ることになります。

 

年収800万円以下でも3万円です。なんだかね~。

 

7. 結論

今回の所得税改正は、低所得層にとって大きなメリットとなる一方で、高所得層に対してはその効果が限定的です。新制度は2025年分の所得税から導入される予定です。


以上が、所得税の改正内容とその影響についての整理してみましたが、もっとたくさん手元に残ると思いましたが、イマイチですね。