もう3年前の話になりますが、子どもの学習について記録しておきます。
子どもの教育において、「どの学習塾が良いのか」という問題は、多くの親が頭を悩ませるポイントだと思います。その中で、公文式(KUMON)は長年にわたり、多くの家庭で選ばれてきました。
我が家でも例外ではなく、息子が幼稚園に入る頃から公文に通い始めました。そして、8年続けて中学生になった息子を見て改めて振り返ると、「公文を選んで良かった」と感じる瞬間がいくつもありました。この記事では、私自身の公文式に対する思い出や、息子の成長過程を通して感じた公文式の魅力、そして課題についてお話ししたいと思います。
- 私自身の公文式の記憶:懐かしいけれど苦い思い出も…
- 息子が公文を始めたきっかけと初期の頃の様子
- 息子の伸びに驚いた瞬間
- 小学生の息子が中学生レベルに到達:公文の強みとは?
- 課題や不安もあるけれど、公文を続ける意義
- まとめ:公文式が与える子どもの成長の可能性
私自身の公文式の記憶:懐かしいけれど苦い思い出も…
公文式と聞くと、私自身も小学生の頃に通っていた記憶が蘇ります。私の中で公文式といえば、「頭のいい人が通う場所」というイメージが強かったです。教室で一緒に学んでいた友達の中には、進みが早くてどんどん難しい問題に挑戦する子がいました。
ところが、私自身はあまり順調に進めていませんでした。性格的に早く終わらせて遊びたいタイプだったので、正確さよりもスピードを優先し、ついカンニング(今思えば悪い癖ですが…)に頼ることも多々ありました。その結果、何度も同じ問題をやり直す羽目になり、公文の教室に行くのが少し憂鬱だったことを覚えています。
息子が公文を始めたきっかけと初期の頃の様子
息子が公文を始めたのは幼稚園の年中の頃です。始めた理由は、算数と国語の基礎をつけてあげたいという親としての思いでした。
幼稚園児向けの教材は「ズンズン」という名前で、丸や四角を描いたり、迷路のような線を引いたりするものでした。
これが後に文字や数字を書く練習につながるのですが、当時の息子は「楽しい!」と言いながらも、線がはみ出しまくり、決して丁寧ではありませんでした。
その姿を見ながら、「この子は性格的に大雑把なのかな…」と少し不安に思うこともありました。ただ、楽しそうに取り組む姿を見ると、「まあ、それも個性かな」と思えるようになりました。そして、その楽しい気持ちがあったからこそ、息子は継続して公文を続けることができたのだと思います。
息子の伸びに驚いた瞬間
公文を始めて数年、息子の成長には何度も驚かされました。特に算数においては、計算力のスピードと正確さが目に見えて向上しました。例えば、幼稚園の終わり頃には足し算や引き算を一瞬で答えるようになり、間違いも少なく、どんどん先の教材に進む姿を見て、「これは公文の効果だな」と感心しました。
公文では同じ問題を繰り返し解く機会があるのですが、ある日、息子が以前間違えた問題を正確に解いたときに気づきました。以前の問題の答えや間違えた箇所をしっかり覚えていたのです。単なる「丸暗記」ではなく、理解した上で進んでいる様子に、親としてとても安心しました。
小学生の息子が中学生レベルに到達:公文の強みとは?
小学6年生の頃、息子はすでに中学3年生レベルの教材を解いていました。試しに高校受験用の問題を解かせてみたところ、計算問題はほとんどミスなくこなしていました。このように、学年の枠にとらわれず先に進めるのが公文の大きな魅力だと思います。
特に算数においては、基礎を徹底的に固めた上で応用力を鍛えるという方法が、息子にはとても合っていたようです。公文式の「個別進度」によって、一人ひとりのペースで学べる点は、ほかの学習塾にはない魅力だと思います。
課題や不安もあるけれど、公文を続ける意義
もちろん、公文にも課題はあります。一つは「飽き」との戦いです。同じ形式の問題を繰り返すことで、息子も「つまらない」と感じる時期がありました。そのたびに、親としてどのようにモチベーションを維持するか悩みました。時にはご褒美を用意したり、進級を一緒に喜んだりすることで、なんとか続けることができました。
特に3学年先までの課題に進むと「オブジェ」がもらえます。これをどうしても手に入れたくて頑張ってました。おかげで4年間貰い続けてましたので大したものです。
また、先に進みすぎることで、「学校の授業が退屈になるのではないか」という不安もありました。実際、学校の授業よりも先の内容を公文で学んでいたため、成績が上がるかと思いきや、「だいぶん前にやり過ぎて忘れた!」と言ってました。
意味ないじゃ〜ん
まとめ:公文式が与える子どもの成長の可能性
息子が幼稚園から公文を始めて中学生になるまで、長い年月を通じて得られたものは、単なる「学力」以上のものでした。継続する力、自分のペースで進む自主性、そして学ぶ楽しさを見つける力。これらは公文が息子にもたらしてくれた大きな財産だと思います。
公文式は、自宅の宿題を親が採点しますので、親としても悩むことや工夫が必要な場面が多々ありますが、それ以上に子どもの可能性を広げるきっかけとなる素晴らしい学びの場だったと思いました。
でも、娘は惨敗でした。(笑)