徳島県と兵庫県を結ぶ大鳴門橋の桁内に自転車道を走らせようと構想が計画開始されました。
すでに「しまなみ海道」(愛媛県今治市~広島県尾道市)がサイクリングコースの注目を浴びていますが、2017年には鳴門市、南あわじ市、香川県東かがわ市ではサイクリングコースが整備完了しています。
自転車道ができれば「瀬戸内海を一周するコースが可能になる」と意気込んでいます。
かなりの距離になりますが、大鳴門橋を走れることで瀬戸内海のサイクリングが盛り上がればいいですね。
大鳴門橋はここにあるよ
淡路島と徳島県を結ぶ大橋は「鳴門の渦潮」で有名な場所
瀬戸内海を眺めながら自転車サイクリングができる所で有名なのは広島県の「しまなみ海道」は、日本だけでなく海外からもサイクリングを楽しみにくるほどの有名自転車道です。
しかし、鳴門も負けていませんここには「鳴門の渦潮」があります。これまでは遊覧船、展望台から観光していたのが、渦潮を自転車に乗りながら上から観れる日が来るかもしれません。それが実現すればサイクルロードとしても観光客が増える可能性は十分あります。
渦の道
料金:大人 510円
中高生410円
小学生210円
完成予定は未定、2020年度以降に構造設計着手
現在計画中のため詳細はありません。
今後、自転車道を整備する財源や運営体制を協議しています。
そもそもこの桁内は何のためなのか
同橋は上下2層に分かれ、桁内を新幹線が走る計画(四国新幹線計画)だった。下部に鉄道を敷設できる構造になっている。現在まで鉄道を通す計画はなく、2008年には調査も中止されているので実現は難しいでしょう。現在は観光用遊歩道として一部を利用しているのみです。
太郎の部屋 「大鳴門橋」 その3 「「四国新幹線」の準備構造」より
そこで骨組みのまま作業用通路となっている下部をサイクリングロードとして活用しようというのです。
鳴門海峡では、干満の差から大きいもので直径約30mという世界最大規模の渦潮が発生する。渦潮を眼下にサイクリングできる場所は国内外でも珍しいので観光客増加が見込めるでしょう。
構想を進めるにあたっては安全面の検討が欠かせない。通路をアスファルトなどで舗装してしまうと風の流れが変わり、橋の挙動に影響が出る恐れがあるという。
2018年5月から構造的な影響を検証してきているそうで、桁中央に幅4㎡の自転車道を設け、両側に防護柵を取り付ける設計を想定しているそうです。
これは因島大橋を参考にしていそうです。
新幹線が通る計画があったのだから、自転車道くらいいけそうですけどね!