2017年12月に初めて『オールシーズンタイヤ』に変えました。
タイヤ交換するたびに時間やお金がかかるのが辛かったのと、交換作業による肉体疲労から解放されたいと思ったからです。
広い駐車場が無いので保管場所も悩みのタネでした。
そして「オールシーズンタイヤはどうなんだろう?」という好奇心から装着してみました。
これでスタッドレスと同様と思ってはダメですが、今回は兵庫県北部のスキー場、気温ー7度の岐阜県平湯温泉での感想をまとめてみましたので参考にしてください。
購入タイヤ:FALKEN ファルケン ユーロウィンター HS449
この記事では、オールシーズンタイヤの中でも安いランクに位置するファルケンが、どの程度雪道で走れるのかを報告します。
- ユーロウィンター HS449のペック・性能
- スタッドレスタイヤの経験はあるのか?
- ファルケン ユーロウィンター HS449を購入した理由・決め手
- オールシーズンタイヤとは
- 走行音
- 乗り心地
- 耐久性
- まとめ
ユーロウィンター HS449のペック・性能
欧州では冬用タイヤとして承認されているそうです。冬には冬用タイヤの装着が義務付けられているため、オールシーズンタイヤが人気だそうです。
スタッドレスタイヤの経験はあるのか?
私はFFのステップワゴンに乗っていまして、今は温暖な瀬戸内海の神戸に住んでいますが、雪国にも住んでいたのでスタッドレスタイヤの経験はあります。
毎年12月になるとタイヤ交換の時期がイヤで、自分で交換したり、業者に頼んだりしていました。
ファルケン ユーロウィンター HS449を購入した理由・決め手
雪が積もる地域に住んでいるときは、安全のためにスタッドレスは必要と思い装着して今した。交換していました。確かに雪が多い地域に住んでいるならこれでいいとおもいます。
悩むのが降ってもうっすらとしか積もらない、もしくは積もってもすぐに溶ける地域、また積もらない地域に住んでいるが、たまにスキーなど雪の積もる地域に行く人です。でもこれって「乗らない」か「チェーン装着」で十分なんですよ!
そう、今の私がそうなんです。スキーに行くのはチェーンで十分、でも人間ってぜいたくで、できればチェーン装着せずに行きたい。積もっていないトンネルなどは乗り心地がわるい。こんなことを考えるんです。
そこで検討したのがオールシーズンタイヤ!
以前から知っていたが、中途半端な感じと、夏の消耗が激しそうで避けていました。しかし商品のターゲットとしては、私にぴったりとおもって購入しました。
オールシーズンタイヤとは
ヨーロッパや北米では主流のタイヤで、新車時から標準タイヤとして装着もめずらしくありません。
雪上性能も考慮されていることから一年を通じて使用可能なため「オールシーズンタイヤ」と呼ばれます。
ファルケン(FALKEN) オールシーズンタイヤ EUROWINTER HS449 195/65R15 91H
私の車に履いているのはFALKEN ファルケン ユーロウンター HS449 というタイヤです。なぜこれを選んだかというと、安かったから それだけです\(^-^)/
それも少し古い「訳あり」商品です。
4本セットで25000円❕ サイズは205 65R15
試してみるでしょう(笑)
◯時々雪が降る位で、ゴリゴリの雪対策までは不必要な地域
◯タイヤを保管するスペースの確保が難しいお家
◯タイヤにあまりお金をかけたくない方
などに向けた、1年を通じて履いても安心なタイヤです。
ネットで欲しいタイヤがあってもサイズが無いときがあります。
そんなときは最終手段、純正とは違うけど少し位の違うサイズは問題ありません。多少スピードメーターに誤差があるくらいですので参考にしてください。
https://greeco-channel.com/car/tire/205-65r15/
グリップ
1月スキー 新雪
兵庫県のスキー場で、タイヤ半分埋まるくらいでしたが、スリップすることもなく余裕で駐車場から脱出してそのまま家まで帰れました。
やるじゃない❗
感動してますます期待してしまいました。
あっ、過信は絶対にしてはダメです。
2月スキー① 凍結
記録的な豪雪の数日後にゲレンデにむかいました。
目的地の数キロ手前から凍結がはじまり嫌な予感はしていましたが、交差点で停止からのスタートでスリップしました。
まだ山に登る手前なので心配でした。すると遠く先の坂道で渋滞を発見!
どうやらのぼれない車があるらしく引き返す車もチラホラいました。おそらくチェーン装着すれば登れるはずなのに引き返すということは、「スタッドレスでも登れない凍結のはず」と判断して、チェーン装着しました。
タイヤの性能テストができなくて残念ですが、この判断は正解でした。ツルツルの凍結した登り坂、やっぱり危険です。帰りの下り坂で怖い思いするなら行きで装着しましょう。
このときの感想
スタッドレスが登れない凍結路をオールシーズンタイヤが登れるはずがない。
2月スキー② 凍結
ちょっとスタッドレスに近いからと調子にのって岐阜県の平湯温泉にいきました。実はここ、標高が高くめちゃくちゃ気温が低いんです。夏休みに平湯キャンプ場に行ったら寒くてビックリした経験があるくらい気温が低い場所です。スキー場もあるので当然ですね。
行きは晴れてましたが、帰り大雪になりました。すぐに山を下りたら良かったのに、スキーを楽しんだので夕方くらいになってしまいました。
この時の気温がー7度!普通チェーン巻きますよ。
だって反対車線の車が何台もスリップして事故ってますから
少し無理して走ってみました
あれ!行ける❗
少し滑るけど行ける❗❗
新品だから?
すごいな~❗下りでは1回滑ってヒヤッとしましたが大したもんですよ。このヒヤッとした箇所は橋の上でした。前の車が止まっていたのでブレーキを踏むと「ヤバイ!滑り出した!!」
この時はなんとか停止できましたが、事故は一瞬で起こり、ヒヤッで済めばそれはただのラッキーです。
根拠なく「大丈夫」と思う気持ちが怖いです。
-7度でツルツルです。
福井県の記録的大雪の数日後で、すぐとなりの県なので降ってもおかしくないけど降りすぎだろ!
-4度の高速道路です。
下りで車間距離かなりとってますよー
このあと通行禁止になるほどの大雪でした。
全車、時速10kmくらいなので心配ありませんでしたが、スリップすることなく走行できました。
はっきり言って登りだったらチェーンつけてました。
もし、滑って登れなかったら大渋滞で事故ものですからね。
片側一車線で迷惑かけてはいけません。
走行音
一般道、高速道路どちらも交換したときは大きく感じました。これは舗装や車の防音性にもよるので難しいですが、スタッドレスより静かです。
乗り心地
直線ではまったく問題ないですが、カーブは何となくグニャってなってる気がします。カーブでスピードを出さなければ問題ありません。これもスタッドレスより良いです。
耐久性
半年使用してみました。3000kmほどの走行ですので、また報告します。
まとめ
私は「オールシーズンタイヤだけでOK」とはまったくおもっていません。
チェーンも必ずもっていくべきです。
しかしそれも踏まえてもオールシーズンタイヤは・・・
◯思ったより性能がいい
◯ある程度の積雪・圧雪・凍結路なら走破できる
◯ただし、限界はスタッドレスタイヤより低い
「オールシーズンタイヤはナシなのかな?」と思ってしまう人も
少なくないかと思われます。
降雪エリアでない都市部のドライバーがスタッドレスタイヤの代替品としてではなく、不意に雪や凍結路面に出くわしてしまった時の「転ばぬ先の杖」としてオールシーズンタイヤを選択するのはありです。
【追加記事】
2年経過したのでタイヤの状態を追加しました。